2012年07月19日
学習塾は講師次第
学習塾の指導形態は
ここ10年ぐらいで
集団指導型から個別指導型に
ほぼ完全に移行しました。
今や
塾といえば個別指導
というのが当たり前になっています。
学力や理解度が異なった生徒を
一斉に教える授業形態(集団指導)は
学校現場ではごく一般的ですが
学習塾では少なくなってきました。
集団指導の授業が成立するためには
いくつかの条件が満たされなくてはなりません。
1つ 教師に深い学識がある。
2つ 教師に「語り」のスキルがある。
3つ 生徒に一定の学力と意欲がある。
先生と生徒双方が
相当レベルの基準をクリアーできていなければ
効果を出すのが難しいのです。
学習塾が
このような条件を満たす講師や生徒を集めるのは
とても大変です。
個別指導の場合
先生対生徒は1:1もしくは1:2ですので
そこまでのスキルは求められません。
そのため学生講師が多く採用されます。
当然人件費も安く抑えることができます。
生徒との年齢が近く親近感も湧きます。
意外と評判は悪くないようです。
ただあくまでも本業は学生ですので
当たりはずれもありますし
1年~数年でころころ入れ替わります。
学生講師は良し悪しです。
入塾を希望する
すべての生徒の学力や意欲に合わせ
常に一定した知識レベルで
安定した授業を供給できる学習塾というのは
なかなかないものです。
すばらしい講師もいるにはいます。
全員がその先生に教えてもらえれば
それは理想的でしょう。
でも実際は物理的に無理です。
集団指導でも個別指導でも
最後は人間(講師)に頼ることになります。
人間という講師に頼ることの難しさ が
ここにあります。
この部分をうまく解決できれば
面白いものができるのだけれどなぁ・・・
なんだかんだ言っても
今のところ
学習塾は講師次第 というのが現状です。