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未来の塾長
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和歌山生まれ和歌山育ち
和歌山の土地と自然を
こよなく愛する岩出市民
1955年生まれ 男性
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バドミントン
アウトドア
(釣・登山・キャンプ)

<教員免許>
小学校教諭
中学校教諭
高等学校教諭


和歌山県公立高等学校教諭
すざき塾
塾長 須崎博文

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岩出市中黒558-1

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2015年
6月1日(月)

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2011年12月22日

高校教育(続き)


お子様の教育に関心をお持ちの保護者の皆さん。


いつもブログを読んでいただき

ありがとうございます。



さて今回も

「高校教育」 についてです。



前回からの続きですので

初めての方は

そちらから読んでいただけるとうれしいです。


それではよろしく~!




前回


現在のいくつかの高校には

かなりの低学力の生徒が在籍しているにもかかわらず

「全入」時代の恩恵(?)を受けて

ほとんど(というかまったく)勉強しないで

大学等に進学する者もいる・・・
 云々・・・


というところまで書きました。



今や

「大学」って何なの と思ってしまいますが・・・・



今回はテーマが「高校教育」なので

「大学」の話はまた別の機会で・・・



さて

高校教育の役割は

私が子供の頃とは大きく変わってしまいました。




今後

高校は

低学力学習意欲をなくした子供たちに

どのようにして学力保障をし

大学や社会に送り出してゆくのか。



一昔前なら

高校に進学してこなかった(できなかった)子供たちが

普通に入学してきます。


高校さえ選ばなければ

まったく受験勉強などしなくても

入試に合格するのです。


なぜなら

ほぼ「全入」ですから・・・


中学校側も

とにかくどこかへ入れたがります。

保護者の強い希望ももありますし・・・



高校で勉強したいために入学するわけではありません。



世間体を気にしたり

モラトリアム(猶予期間)的な環境に浸りたいために

高校に進学します。 (高校生でいるということだけを望む)



教室は学習の場とは程遠く

先生の話など聞く耳持たず

好き勝手なことだけします。




当然学習塾に行き少しでも頑張ろう

という気などさらさらありません。




ここ数年

このような生徒の「守り」で神経と体力をすり減らし

退職していく先生がどんどん増えているようです。



「学習が遅れてはいても一生懸命努力しようとする生徒」

の足も引っ張ってしまいます。




これが 今の「高校教育」の現状 です。


上位(の高校)ばかりを見ていては分からない現状です。



ただ

学習意欲のない生徒の中にも

「このままではダメになる」と思いながらも

周りに流されてしまっている子もいます。




何とかしたいと悩んでいる子なら

きっかけさえあれば立ち直れると思います。





これからの高校は

「大人になるための教育機関としての役割を明確」(朝日新聞)

にしなければなりません。



今の時代(実情)に合った学校改革を進めていくべきです。



「教育は国家百年の計」 といいます。


国や文科省は

そのための予算を惜しんではならないと思います。







では学習塾は何ができるのか。




学習塾に求められるものは

学校現場とは少し立場(視点)が違ってくると思います。



以前

学習塾は

学校の補佐として

「勉強だけを教える」立ち位置でした。


キャリア教育は学校が担うべき分野でした。



キャリア教育とは

「将来 社会的・職業的に自立し

社会の中で自分の役割を果たしながら

自分らしい生き方を実現するための力を養う視点に立った

教育活動」(文科省)



です。




しかし

その役割を

もはや学校だけでは果たせないなら

学習塾も手立てを考えねばなりません。



学習塾経営者ができることは何か。




「未来の塾長」 にも

解決すべき課題が残っているようです。



  


Posted by 未来の塾長 at 09:00Comments(0)教育